当直業務をしていると、産科医も足りませんが、助産師も足りないことを痛感します。
地方の病院へ当直に行くと、助産師が全くいないこともあります。助産師がいなければ、夜中の分娩(ぶんべん)も医師がかかりきりで対応しなければいけません。他の業務との兼ね合いや、翌日の外来診療をこなすのに支障がでることもあります。
それでも、一晩に一つのお産であれば体力は持つでしょう。2日ぐらいなら続けて徹夜しても大丈夫でしょう。根性があればさらに1週間程度はがんばれるかもしれません。ほかに代わりの医師がおらず、どうしてもと頼まれれば、1カ月ぐらいも可能かも…。そうやって、連日24時間365日、病院に張り付くことを余儀なくされている産科医がたくさんいます。
どれだけ体力的にきつい状態であっても、安全に業務をこなすことは当たり前のように要求されます。飛行機の会社で働く人には安全のため十分な休息があり、つぶれそうになれば政府がお金を出してくれました。産科医や助産師も安全のためには十分な休息が必要だと思うのですが、あまり考慮してもらえません。つぶれそうになっても、とりあえずガッツで乗り切るしかないのです。
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産科医の不足分を助産師で補うという案もありますが、単純に数だけの問題ではありません。医師の過酷な勤務形態によって患者さんの安全を担保できないため、分娩取り扱いを断念する施設がありますが、助産師も劣悪な勤務形態であれば、ライセンスはあるのに現場には出なくなります。
数年前、医師の指導のもとに看護師が助産業務を代行した施設が問題になりました。疲労の蓄積した状況では、そういう判断をしたくなる気持ちは分かります。自宅でたった1人で分娩してしまった妊婦さんは罰せられませんが、病院で看護師がお産を手伝うと怒られるわけです。もちろん、どこかで線引きをする必要があるのは分かるのですが、なかなか難しい問題です。(産科医・ブロガー 田村正明)
当直業務をしていると、産科医も足りませんが、助産師も足りないことを痛感します。
地方の病院へ当直に行くと、助産師が全くいないこともあります。助産師がいなければ、夜中の分娩(ぶんべん)も医師がかかりきりで対応しなければいけません。他の業務との兼ね合いや、翌日の外来診療をこなすのに支障がでることもあります。
それでも、一晩に一つのお産であれば体力は持つでしょう。2日ぐらいなら続けて徹夜しても大丈夫でしょう。根性があればさらに1週間程度はがんばれるかもしれません。ほかに代わりの医師がおらず、どうしてもと頼まれれば、1カ月ぐらいも可能かも…。そうやって、連日24時間365日、病院に張り付くことを余儀なくされている産科医がたくさんいます。
どれだけ体力的にきつい状態であっても、安全に業務をこなすことは当たり前のように要求されます。飛行機の会社で働く人には安全のため十分な休息があり、つぶれそうになれば政府がお金を出してくれました。産科医や助産師も安全のためには十分な休息が必要だと思うのですが、あまり考慮してもらえません。つぶれそうになっても、とりあえずガッツで乗り切るしかないのです。
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産科医の不足分を助産師で補うという案もありますが、単純に数だけの問題ではありません。医師の過酷な勤務形態によって患者さんの安全を担保できないため、分娩取り扱いを断念する施設がありますが、助産師も劣悪な勤務形態であれば、ライセンスはあるのに現場には出なくなります。
数年前、医師の指導のもとに看護師が助産業務を代行した施設が問題になりました。疲労の蓄積した状況では、そういう判断をしたくなる気持ちは分かります。自宅でたった1人で分娩してしまった妊婦さんは罰せられませんが、病院で看護師がお産を手伝うと怒られるわけです。もちろん、どこかで線引きをする必要があるのは分かるのですが、なかなか難しい問題です。(産科医・ブロガー 田村正明)