松阪牛は二極化が進んでいる。一つは、昔ながらの但馬牛を30か月肥育する伝統的な飼育法。主に高齢者が、少数を肥育している。そしてもう一つ が、宮崎を始めとする他産地の生育の早い子牛を、20か月程度で出荷する多頭経営だ。

 三重県松阪食肉公社は、兵庫県産で伝統的な肥育をした牛を「特産松阪牛」として認定し、通常の松阪牛と差別化を図っている。出荷量に占める割合 は、全体の6%に過ぎない。しかし「手塩にかけた高級牛」というイメージを、消費者に強く植え付ける。

 また、松阪牛独自の条件が、他産地との違いを強調している。宮崎を始め、他産地の肉は去勢牛が中心。血統のいい雌牛は、母牛として手元に置く農家 が多い。値段も雄牛に比べ高くなる。雌牛で未経産に限るという松阪は、異例と言える。「松阪は昔から極めて独特の生産条件を持ち、結果としてほかの割り込 めないブランド確立につながった」。南九州大学園芸学部(高鍋町)の小島豪教授(農産物流通市場論専攻)の分析だ。

 「30か月肥育が、松阪の売り。これをつぶしたら看板にならん。勘定に合わんこともあるよ。でもな、せっかく先人が作ってくれた看板だから、次の 人に伝えんとな」。松元さんは淡々と話す。伝統と、独特の条件に裏打ちされた強固な金看板。それが全体を底上げし、「店頭価格で、ほかの産地より1・5倍 は高い」(地元大手販売店)という訴求力になっている。

 松阪牛は二極化が進んでいる。一つは、昔ながらの但馬牛を30か月肥育する伝統的な飼育法。主に高齢者が、少数を肥育している。そしてもう一つ が、宮崎を始めとする他産地の生育の早い子牛を、20か月程度で出荷する多頭経営だ。

 三重県松阪食肉公社は、兵庫県産で伝統的な肥育をした牛を「特産松阪牛」として認定し、通常の松阪牛と差別化を図っている。出荷量に占める割合 は、全体の6%に過ぎない。しかし「手塩にかけた高級牛」というイメージを、消費者に強く植え付ける。

 また、松阪牛独自の条件が、他産地との違いを強調している。宮崎を始め、他産地の肉は去勢牛が中心。血統のいい雌牛は、母牛として手元に置く農家 が多い。値段も雄牛に比べ高くなる。雌牛で未経産に限るという松阪は、異例と言える。「松阪は昔から極めて独特の生産条件を持ち、結果としてほかの割り込 めないブランド確立につながった」。南九州大学園芸学部(高鍋町)の小島豪教授(農産物流通市場論専攻)の分析だ。

 「30か月肥育が、松阪の売り。これをつぶしたら看板にならん。勘定に合わんこともあるよ。でもな、せっかく先人が作ってくれた看板だから、次の 人に伝えんとな」。松元さんは淡々と話す。伝統と、独特の条件に裏打ちされた強固な金看板。それが全体を底上げし、「店頭価格で、ほかの産地より1・5倍 は高い」(地元大手販売店)という訴求力になっている。

Posted 1 year ago & Filed under 社会, Notes

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